おはこんにちばんは、ウォッチです。
今回は、海流サバイバル【Raft】の魅力や特徴
を徹底レビューします。
「どんなゲーム?」「楽しめるの?」と悩んで
いる方に向けて、実際にプレイした体験をもと
に良かった点・気になった点を、わかりやすく
まとめました。
購入を検討中の方は、ぜひ最後までチェック
してみてください。
【ゲーム概要】

あなたとお友達を壮大なる海の冒険へと投げ込む『Raft™』!プレイヤー単独でも複数人と一緒でも、広大な海をわたる危険な航海を生き残るべく、挑むことになります。ガラクタを集め、岩礁をあさり、海面に浮かぶ自分だけのおウチを作り上げましょう。ただし、人食いザメにはご用心!
ジャンル | サバイバルアドベンチャー |
対応機種 | PS5、XBOX、PC |
開発元 | Redbeet Interactive |
発売元 | Axolot Games |
プレイ人数 | 1人(オンライン時 1~10人) ※最大8人推奨 |
発売日 | PC(早期アクセス版) 2018年5月23日 PC(正式リリース) 2022年6月21日 PS5、Xbox 2024年12月4日 |
対象年齢 | B(12才以上対象) |
こんな人におすすめ
- サバイバル初心者の人
※空腹や食料確保は必要だが、敵対
的な生物はサメがほとんどなため、
比較的安心したゲームができます。 - サバイバルゲームが好き
※流れてくる物資の回収や、島での
探索など、サバイバルの醍醐味を味
わうことができます。 - 物づくりやクラフトが好き
※小さな筏から巨大な船や要塞まで
自由な建築が可能で、時間を忘れて
物作りに没頭できます。 - 協力プレイが好き
※友人と役割分担して、サメの討伐
や島の探索を行い、効率良くイカダ
を強化する楽しさを体験できます。
【項目別評価表】

システム | |
グラフィック | |
サバイバル | |
アクション | |
建築要素 |
システム

4マスのイカダからはじまるサバイバル
プレイヤーはたった4マスの小さなイカダの上で
目を覚まします。手元には「フック」のみ。
フックを使い、海に漂う木材やプラスチック、
葉っぱ等の物資を回収していくことが、サバイ
バルの第一歩となります。
回収した物資を使ってイカダを広げ浄水器を作っ
て真水を手に入れるなど、生き延びるために必要
な道具を次々と作成していくことになります。
実際にプレイしてみると、特に序盤は物資の枯渇
に悩まされることが多いと感じました。イカダを
ある程度強化できた後も、島探索する際にイカダ
を固定しておく「碇」の作成が非常に重要になり
これがなければ、島を探索している間にイカダが
流されてしまうこともあります。

永久にイカダを追尾する”サメ“
ゲーム開始時から、巨大なサメがイカダを永久に
追尾してきます。プレイヤーが水中に入ると容赦
なく襲いかかってくるだけでなく、イカダの土台
をかじって破壊してくるため、常に存在を意識し
なければなりません。
実際にプレイしてみると、特に序盤はこのサメに
かなり苦戦しました。集めた資材でイカダを広げ
ても、サメが破壊してしまうため、なかなか思う
ように建築が進まない…倒してもすぐに復活する
ため、まさに「イタチごっこ」状態でした。
しかし、ゲームの中盤あたりで「鉄インゴット」
と「鉄」を使ってイカダを補強できるようになる
ことでサメがその部分を破壊できなくなります。
個人的には、ここからが本当の建築体験の始まり
でゲームの面白さが増すポイントでした。

素材収集が楽になる島の”交易所“
漂流中、時折現れる大きな島に「交易所」が存在
します。夜でも明かりが灯っているため遠くから
でも見つけやすい建物です。
ここでは、「リサイクラー」から作成する「ガラ
クタキューブ」を使って商品の購入ができます。
基本、釣りに使う餌を購入しこの餌で魚を釣る。
すると換金アイテムが手に入り、それを交易所で
コインと交換し、このコインを消費することで、
「レシピ」などの貴重なアイテムをはじめ、様々
な物資と交換することが可能です。
特に便利なのが、入手難易度が高い「チタン」を
コインで購入できる点です。チタン入手は一苦労
なので、交易所で入手できるのは非常に助かり、
クラフト素材の収集がぐっと楽になるので積極的
に利用するべきシステムだと感じました。
グラフィック

シンプルながらも美しい海の世界
グラフィックは、デフォルメされたシンプルさが
特徴で、海の波しぶきや曲がる木々の描写は世界
観を味わえる魅力があります。
実際にプレイして少し気になったのは、イカダの
リアルな揺れによる画面酔いでした。ゆらゆらと
揺れるイカダに合わせて画面全体が動き、乗り物
酔いしやすい方は注意が必要です。
ただし、この点も対策が可能で、オプション設定
で「画面揺れ」をオフにすることができるので、
酔いやすい方でも快適にプレイできます。細かな
配慮がされている点も、このゲームをおすすめし
たい理由のひとつです。
サバイバル

フックを投げて、引っ掛けろ
Raftの核となるアクションは「フック」を使った
物資回収です。釣りに近い感覚で、漂流してくる
木材やプラスチック、葉っぱなどの物資を狙って
フックを投げます。
コントローラー「R2」を長押しして離すことで、
フックを投げる距離が決められます。再び「R2」
を長押しし巻き取りながら物資を”引っ掛ける。
というシンプルながら病みつきになる操作です。
一度の巻き取りで2,3個の物資を入手できたとき
の快感は本作でしか味わえません。
また、武器は耐久値があり、使いすぎると壊れて
しまうため近くに流れてきた物資は「□ボタン」
で拾うといった工夫も序盤は重要です。

食料確保の生命線、”釣り”
本作では、空腹メーターの減少が非常に早いため
食事を欠かせません。食料確保の基本的な手段と
なるのが「釣り」です。幸いなことに、本作では
餌なしで魚を釣ることができます。
※交易所で入手した餌を使用することで換金アイ
テムの「魚」を入手できます。
コントローラーの「R2」を長押しで投げる距離
を決め、魚が食いつくと画面に「R2」表示が出
るので、ボタンを押すことで釣り上げられます。
魚はそのまま食すこともできますが、焼くこと
で回復量も増えるため、グリルで調理すること
が基本となります。状況によってはフックより
使用頻度が高くなることもあります。

水分補給を怠るな
食料確保と同じくらい重要となるのが、水分補給
です。本作の海水はそのまま飲んでも喉の渇きを
潤すことができず、脱水症状を招きます。
そのため、空のカップで海水を汲み「洗浄機」を
使って真水に変換しなければなりません。真水は
海水と同様、カップで飲むことができます。
ゲーム序盤は、この作業をすべて手動で行う必要
がありますが、物語を進めていくことで洗浄機を
自動化させる「レシピ」を入手できます。
手間のかかる作業が自動化されていく過程は、
サバイバルの進化を体感しているようで、非常に
やりがいを感じる魅力的なポイントです。

花を咲かせ、ハチミツを入手しよう
島を探索していると「蜂」を見つけることがあり
ます。この蜂を捕まえて「蜂入り瓶」から「ハチ
の巣」を作成し、イカダに設置することで貴重な
「ハチミツ」を生産できるようになります。
中盤以降に使用する「バイオ燃料」の材料になり
ます。また、ハチの巣の生産量は、周辺に咲く花
の数に影響されるため、畑を栽培して花を育てる
必要もあります。
「〇〇がないと〇〇が作動しない」といった状況
もあり、一見難しく感じられるかもしれません。
しかし、思った通りに動作したときの達成感は、
本作の大きな魅力でもあります。

「海藻」「銅」「鉄」を潜って集めよう
島の周辺には海中探索スポットがあり、地上では
入手できない物資を手に入れることができます。
中でも「銅」「鉄」「海藻」は、クラフト素材で
使用することが多く、非常に重要な素材です。
ただし、探索地点がイカダから近すぎるとサメに
襲われる危険があるため適度な距離を保ちながら
探索することで対策も可能です。
海中で収集した物資のほとんどは、「溶鉱炉」で
溶かすことが可能で、「鉄」は「鉄インゴット」
のように、溶かしたものを素材として使用する
ことが基本となります。

レシピから料理を作ろう
探索や交易所で入手する「レシピ」は指定された
素材を使用し、料理をすることができます。
「なべ」や「ジューサー」にレシピ貼り付け素材
を用意することで、様々な料理を調理できます。
調理後はグラスや茶碗を使って受け取ります。
素材を確認し並べて料理していく作業は、気付け
ば素材が尽きるまで夢中になってしまうほどで、
単なる空腹を満たす行為だけでなく、満腹に至る
までの過程を楽しめる要素です。
また、レシピによって”泳ぐスピードが速くなる”
というバフ要素もあり、探索や物語を効率良く
攻略できる仕様も魅力的です。
アクション

シンプルな攻撃手段と戦闘
本作の攻撃手段は非常にシンプルで「R2」だけ
で敵と戦うことができます。登場してくる敵は、
イカダを追尾するサメがメインですが、探索する
島にはイノシシやクマなどの動物もいます。
しかし、敵の攻撃パターンも1,2種類と少なく、
行動を把握しやすく、”回避して攻撃”で簡単に
倒すことができます。
戦闘に不慣れな人も、遠距離から弓矢を撃つだけ
で敵を倒せるので安心です。もちろん、敵を倒す
と素材も手に入るため、「物資が足りない」と
ならないよう、見かけたら倒しておきましょう。
建築要素

シンプルな形状で自由度は満載
本作の建築は、「土台・床・壁・屋根」といった
シンプルな形状のパーツが中心ですが、自由度は
高い印象です。
柱がないと上階部分が崩れてしまうなど、現実的
な要素が取り入れられているのも面白い点です。
僕の場合、建築パーツの形状だけで100種類以上
あった「7 Days to Die」のようなゲームと比較
すると、本作は初心者の方でも、直感的に自分の
イメージ通りの建築をしやすいと感じました。
物語が漂流という設定もあり、本格的な「船」や
「戦艦」を建造したいといったロマンや、自身で
造った建造物で大海原を旅できるのは本作でしか
味わえない魅力だと感じました。
【ゲームの印象】
良かった点
- 無二の漂流サバイバル
※自分で創り上げたイカダで広大な
海を旅し未知の島を探索するロマン
は新感覚の体験でした。 - 誰でも始めやすいサバイバル
※全体的な難易度は比較的低めで、
サバイバルの基本要素もあるため
他のサバイバルゲームもプレイし
やすくなります。 - やめ時を失う建築要素
※イカダを拡大する過程が中毒性
抜群で、自由なレイアウトで自分
好みの建築ができる楽しさは時間
を忘れて没頭してしまいます。 - 協力プレイの楽しさ
※作業を役割分担することが効率
的な物資集めが可能で、共闘して
敵を倒したり島探索する楽しさは
協力プレイの魅力です。
気になる点
- 序盤の単調な作業
※序盤は、フックでの物資集めが
続くため単調に感じるかもしれま
せん。しかし、基盤ができた後は
様々な要素が解放され、面白さが
一気に増します。 - 処理落ちやバグ
※イカダが大きくなるにつれ処理
が重くなり、まれに設置したオブ
ジェクトが消えるバグが起きます。
こまめなセーブとロードで対策が
可能です。
【まとめ】
総合評価
92点
ロマンと達成感が詰まった海洋冒険
自分だけのイカダで大海原を旅するというロマン
を叶えてくれるのが、このRaftです。
サメの脅威や、資源不足といった困難を乗り越え
少しずつイカダが成長していく様子は、達成感を
与えてくれます。
料理や建築、動力化といった奥深いシステム要素
は、やればやるほど新しい発見があり、時間を忘
れてしまうほど没頭できます。
単調な作業を乗り越えた先に体験できる、自由な
建築と、自分だけの建造物で進む大海原は、この
ゲームでしか味わえない魅力です。
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