今回は、2人で協力して極秘ミッションに挑む”スパイアクションパズルゲーム”「オペレーションタンゴ」を紹介していきます。
「向いている人・向いていない人」、「良かった点・気になる点」などプレイ後の視点からレビューしていますので、ぜひ購入時の参考にしてください。
総プレイ11時間です。
【ゲーム概要】
基本情報

| ジャンル | パズル、アドベンチャー |
| 対応機種 | PS4、PS5、XBOB、Switch1、Switch2、PC |
| 開発元 | Clever Plays |
| 発売元 | Clever Plays |
| プレイ人数 | 2人(オンラインCo-opプレイ専用、マイク必須) |
| 発売日 | 2021年06月01日 |
| 対象年齢 | CERO:B(12才以上対象) |
【ゲーム評価】
向いている人
- ボイスチャットが好きな人
- 協力プレイを楽しみたい人
- 謎解きやパズルゲームが好きな人
- 「It Takes Two」シリーズが好きな人
- 役割分担ゲームが好きな人
向いていない人
- ソロプレイで楽しみたい人
- ボイスチャットに抵抗のある人
- アクションプレイが好きな人
- ゲームのボリュームを重視する人
- サクサク進めたい人
良かった点
- エージェントとハッカーで体験が大きく異なる
- 協力プレイをしている感が抜群に高い
- ミッションごとに全く違った潜入体験ができる
- 様々なギミックがあり最後までプレイできる
- スパイ映画のような潜入方法が体験できる
- フレンドパス対応でソフト1つで遊べる
気になる点
- オンライン専用のためソロプレイができない
- ミッション数が少なくクリアまでが短い
- ひとつのミッションで1時間は有する
【項目別評価表】

| システム | |
| グラフィック | |
| 協力プレイ | |
| ボリューム |
システム
エージェント

エージェントは施設への潜入からゲームがスタートします。監視カメラやさまざまなセキュリティギミックをかいくぐりながら、相方のハッカーと協力してミッションの達成を目指します。
基本的な流れとしては、まず施設への侵入方法を探すことから始まる場面が多く、受付を通過するためにハッカー側から偽装社員証(ID)を送ってもらうなど、序盤から連携が求められます。施設内へ侵入した後も、周囲の状況や見つけた情報を相方へ伝えながら、互いにアクセスできるタスクを分担して進めていくことになります。
エージェントは実際にキャラクターを操作する場面が多く、探索や謎解きを自分の手で進められるのが魅力です。そのため、アクションやパズル要素を実際にキャラクターを操作しながら楽しみたい方にはおすすめです。
ハッカー

ハッカーは端末の解析や監視カメラの操作などを行い、エージェントの後方支援を担当します。エージェントとの大きな違いはゲーム画面で、キャラクターを直接操作することはなく、さまざまなシステム画面を駆使しながらミッションをサポートしていきます。
ハッカーは施設内の様子を直接確認できないため、どこにアクセスすればよいのか、どの情報が必要なのかを相方から伝えられる情報をもとに判断しなければなりません。そのため、エージェント以上にコミュニケーションが重要になる場面も多く感じました。
また、限られた情報から状況を推測して行動する必要があるため、ハッカー側の難易度はやや高めです。情報を整理しながら謎解きを進めるのが好きな方や、頭を使うゲームを楽しみたい方には、ハッカー側のプレイをおすすめします。
様々なタスク
本作には、監視カメラを停止させて安全なルートを確保したり、表示された番号やマークを互いに伝え合って入力したり、端末をハッキングして人物を特定したりと、多彩なタスクが用意されています。
中でも特に印象に残ったのは、2人が同時に複数のタスクをこなさなければならない協力ミッションです。メモリの針を同じ位置に合わせたり、迫りくる壁を破壊したり、相方側に表示されたマークを入力したりと、息の合った連携が求められます。
「カメラ停止している間に移動して!」「今表示されている番号を教えて!」といったやり取りが頻繁に発生するため、常にコミュニケーションを取りながら進める必要があるため、協力プレイ感を存分に味わえる作品だと感じました。
グラフィック
スパイ映画風の世界観
本作のグラフィックは、正直なところ「めちゃくちゃ綺麗!」という印象はありませんでした。ただ、粗さが気になることもなく、ゲームをプレイしていて不満を感じることはありませんでした。
全体的にスパイ映画のような世界観で統一されており、個人的にはグラフィックの美しさよりも、世界観の作り込みの方が印象に残っています。
ハッカー側の画面は端末やセキュリティシステムが中心となるため、景色を楽しむような場面はほとんどありません。しかし、青と白を基調とした画面デザインになっていて、”ハッカーらしさ”がしっかり演出されていました。
エージェント側も同様で、グラフィックの綺麗さで魅せるというよりは、施設の構造や監視カメラ、セキュリティ設備などによって潜入捜査の雰囲気を上手く表現しています。派手さはないものの、スパイゲームをしている感覚は十分に味わうことができました。
協力プレイ
コスパが優れた協力ゲーム
本作は協力プレイ専用のゲームです。通常であれば2人で遊ぶためにソフトを2本購入する必要がありますが、本作は「フレンドパス」に対応しています。そのため、片方がソフトを購入し、もう片方がフレンドパス版をダウンロードするだけで一緒にプレイできます。
価格もPS5版は2,178円(税込)と比較的手頃で、実質2人で遊べることを考えるとコストパフォーマンスは非常に高いと感じました。気軽に友人を誘いやすいのも魅力的です。
一方で、本作はオンライン協力プレイ専用のため、ソロプレイを楽しみたい方には向いていません。しかし、協力プレイが好きな方であれば満足できる内容になっています。
実際にプレイしてみると、監視カメラの操作や暗号解読、情報共有など、あらゆる場面で2人の連携が求められます。どちらか一方だけでは先に進めないため、「一緒にゲームを攻略している」という協力感をとことん味わえる作品でした。
ボリューム
クリア時間

本作のボリュームについては、正直少し物足りなさを感じました。用意されているミッションは全部で6個しかなく、1ミッションあたりのプレイ時間は長くて1時間程度、スムーズに進めば40分ほどでクリアできます。そのため、全体のプレイ時間はそこまで長くありません。
ただし、本作はエージェントとハッカーで見える画面やプレイ内容が大きく異なるため、クリア後に役割を交代してもう一度遊ぶことができます。1周目では分からなかった相方側の苦労や面白さを体験できるので、この点は本作の魅力だと感じました。
とはいえ、ミッションの内容や進行ルート自体は変わらないため、どうしても2周目は新鮮味が薄れてしまいます。「次は何が起こるんだ」というワクワク感がないのは少し残念でした。
個人的にはゲーム内容そのものが面白かっただけに、10ミッションほど用意されていれば、さらに満足度は高くなっていたと思います。
価格が2,178円と比較的安価なこともあり、「この価格なら仕方ないか」というのが率直な感想です。役割交代を含めて遊べば8時間前後は楽しめるため、協力プレイを楽しみたい方には十分おすすめできます。一方で、長く遊べるボリュームを求めている方は物足りなさを感じるかもしれません。
【ゲーム総評】
価格以上に満足できる協力型スパイゲーム
80点
本作は、協力プレイが好きな方には間違いなくおすすめできる作品です。価格も2,178円(税込)と手頃で、実際にプレイしてみると価格以上の満足感がありました。ちなみに、僕は妻と2人でプレイし、全ミッションをクリアするまでに約11時間かかりました。
妻はゲーム経験があまり多くなかったこともあり、1ミッションに1時間以上かかる場面もありました。その分、じっくり楽しめたのは良かった点です。一方で、ゲームに慣れている人同士であれば、6時間前後で全てクリアできるボリュームだと思います。そのため、ゲーム内容が面白いだけに、もう少しミッション数があればさらに満足度は高かったと感じました。
とはいえ、本作はエージェントとハッカーでプレイ内容が大きく異なるため、役割を交代して遊ぶことで1周目とは違った楽しさを味わえます。我が家ではYouTube用の動画編集のためにお互いのプレイ画面を確認していたこともあり、2周目の新鮮さは少し薄れてしまいましたが、通常であれば役割を交代するだけでも十分楽しめる作品だと思います。
何より、本作は「会話をしながら協力すること」がゲームの面白さそのものです。どちらか一方が活躍するのではなく、2人で情報を共有しながら少しずつ攻略していく達成感は、ほかの協力ゲームにはない魅力でした。
友人や家族で遊べる協力ゲームを探している方には、自信を持っておすすめできる1本です。ぜひ、大切な人と一緒にスパイミッションに挑戦してみてください。

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