今回は、「ダークソウル」や「仁王」に似たゲーム性で人気を誇った、三国アクションRPG「Wo Long: Fallen Dynasty(ウォーロン フォールン ダイナスティ)」を紹介をしていきます。
「向いている人・向いていない人」、「良かった点・気になる点」などプレイ後の視点からレビューしていますので、ぜひ購入時の参考にしてください。
総プレイ150時間です。
【ゲーム概要】
基本情報

| ジャンル | アクションRPG |
| 対応機種 | Xbox、PS4、PS5、PC |
| 開発元 | Team NINJA |
| 発売元 | コーエーテクモゲームス |
| プレイ人数 | 1人(オンライン時 1~5人) |
| 発売日 | 2023年3月3日 |
| 対象年齢 | D(17歳以上) |
【ゲーム評価】
向いている人
- 三国志の世界観が好き
- 高難易度アクションが好き
- キャラクリが好き
- 剣戟や仙術アクションが好き
- スピード感あるアクションが好き
- ステージは分岐ルート型が好き
- ハクスラ要素が好き
- オンラインプレイが好き
向いていない人
- 物語(ストーリー)を楽しみたい
- 高難易度アクションが苦手
- オープンワールドをプレイしたい
良かった点
- キャラクリの自由度が高かった
- 三国志の武将達が登場した
- アクションのスピード感がよかった
- オンラインプレイが楽しかった
気になる点
- オンライン時の武技被りが多い
- 物語がワンパターン化していた
【項目別評価】

| ストーリー | |
| グラフィック | |
| ワールド | |
| キャラクリ | |
| アクション | |
| 武器&スタイル | |
| スキルビルド |
ストーリー
物語の深みにやや物足りなさがある
※上記動画は物語全編とボス戦収録のためネタバレ注意
本作の物語は、三国志をベースにダークファンタジー要素を加えた半フィクションの作品です。時代は西暦184年の黄巾の乱から200年の官渡の戦いまでが描かれ、主人公である義勇兵は戦乱に巻き込まれていきます。
劉備・曹操・孫権といった主要人物に加え、董卓や袁紹などの有名武将も登場します。「三国無双」シリーズをプレイしたことがある方なら、親しみを感じられる人物が多いでしょう。
物語自体はシンプルで、三国志に詳しくない方でも理解しやすい構成です。ただし、アクション重視であるためか、ストーリーの深みという点ではやや物足りなさを感じる場面もありました。
それでも、「桃園の誓い」「呂布奉先の登場」といった名シーンが取り入れられている点は、三国志好きには嬉しい演出です。
グラフィック
人によっては気になる映像度

グラフィックのクオリティは、「仁王」よりは高め「ゴーストオブツシマ」には劣るといった印象で、リアルな映像美を求める人には、物足りなく感じると思いました。
ただ、PS5・Xboxなら設定画面で「パフォーマンスモード」と「画質優先モード」の切り替えができるため、自分のプレイスタイルに合わせた調整ができる点は嬉しいポイントでした。
僕のように映像美よりも操作性やアクションの豊富さに期待して購入した方には大満足いただける作品だと思います。
ワールド
士気レベルと探索要素

本作のワールドは「仁王」と同様のステージ制で、難易度は「臥龍」「飛龍」「伏龍」「龍王」の4段階が用意されています。各ステージでは0〜20で変動する「士気レベル」を意識しながら攻略を進めていきます。
敵を倒したり、ステージ内の“旗”を確保することで士気レベルが上昇し、自身が強化される仕組みです。士気の差は敵との火力差に直結するため、攻略において非常に重要な要素となっています。
探索要素としては「巻物」「パンダ」「旗」などがあり、装備品を含め収集要素は豊富です。トロフィーコンプリートを目指す方でも十分に楽しめるやり込み度があります。
特に印象的だったのは「旗」と「パンダ」の配置で、ステージによっては巧妙に隠されており、攻略サイトを覗きたくなるほど“かくれんぼ”が上手です。
多すぎない探索要素と、士気レベルさえ上げてしまえば攻略が楽になる点は、死にゲーではあるものの「仁王」ほどの難しさはなく、初心者の方でも楽しみやすいと思いました。
キャラクタークリエイト
理想を作れるキャラメイク

本作のキャラクタークリエイトは充実度が高く、体型や顔のパーツはもちろん毛先の調整やメイクのバリエーションなど細部まで設定可能です。有名人そっくりのキャラを作り上げるプレイヤーもいて人によっては数時間没頭できます。
さらに、外見コードの取得・共有も可能で、SNSやネット上で他プレイヤーのキャラメイクをチェックしたり、自分の作品を披露することもできます。
アクション
中毒性抜群”化勁システム”

本作最大の特徴とも言えるのが、「化勁(かけい)」と呼ばれるカウンターシステムで、敵の攻撃にタイミングを合わせて化勁(回避)を決めることで相手の気勢(スタミナ)を削り、削り切ることで強力な大技を叩き込むことができます。
敵の攻撃回避が難しいほど、化勁の成功はクセになります。また、成功時には「シャキン!」という気持ち良い音もあり、ますます戦闘の快感を高ぶらせてくれます。
僕自身、これまで数々の“死にゲー”をプレイしてきましたが、戦闘の楽しさは本作が一番でした。
武器&戦術
自分仕様の武器を作製できる

本作には15種類以上の近接武器と、弓など3種の遠距離武器が登場します。各装備品には「☆1〜7」のレア度と「武技・特殊効果」がランダムに付与されています。
高難易度ステージになるほどレア度の高い装備品が発見しやすく、こうした掘り出し物を狙う“ハクスラ”要素も本作の楽しみ方のひとつです。
戦闘時に使用できる武技や装備品にもともと付与されているパッシブ効果は付け替えも可能で、自分好みの武器ビルドの作成もできます。
僕は「刀(人形のサーベル)」をメインに、「戟(方天画戟)」をサブで使用していました。特に刀の“翻雲覆雨”という連撃武技は気力続く限り攻め続けられるため、火力と爽快感バツグンです。
80種類以上の仙術

本作では、属性攻撃や身体強化を発動できる5種類(火・氷・雷・毒・土)の仙術スキルがあり、術は全部で80種類以上あり、ポイントを使用して新たな術を取得していくシステムです。
僕は、メイン攻撃の火力上昇で”火錬七傷術”、探索時の効率を上げるために速力上昇の”神行術”を使用していました。攻撃系よりも身体強化系を意識してセットしていました。
因みに、「火」の術が好きな人にはロマンを感じられる”令火・煉獄真火呪”という術をオスススメします。なお、ポイント振り直しもできるため、様々な戦術をとことん試せる点はプレイヤーとって嬉しい要素だと感じました。
ビルドスタイル
五行育成システム

本作の育成システムは、5つの要素(火・水・木・金・土)にポイントを割り振りしプレイヤーを強化していきます。「ソウルシリーズ」で馴染みのある、脳筋・技量・特化ビルドなど、自由な育成が可能です。
こちらも振り直しが可能なため、プレイヤー好みのスタイルが見つかるまで、とことん試すことができます。ポイントを振ることで画面右側に強化後のステータスも反映されるため、初心者の方でも「コレは何が上昇してる?」といった不満要素が少なく、快適なプレイができます。
仁王・SEKIROとの違い
類似ゲームの”いいとこ取り”

本作の魅力は“気勢“です。攻撃を当てることで気勢を蓄積し、戦技や回避で気勢を消費する。SEKIROのパリィを駆使した戦闘や、仁王のスタミナ管理と比較しても異なる新たなシステムで、戦闘の新鮮さを感じることができます。
アクションのスピード感においても群を抜いていて、SEKIRO、仁王、ダークソウルと比較しても雲泥の差を感じるほどでした。
オンラインプレイ
他プレイヤーから”学ぶ”

本作は、最大3人協力が可能で、他プレイヤーのビルドから学びを得たり、収集品の場所を案内してくれたり、1人では難しいボス戦を一緒にクリアしたりなど様々な楽しみ方ができます。
新たな戦術や立ち回りの「気付き」を得られるのもマルチプレイならではの魅力で、1人プレイとは違った連携の面白さや戦略性を味わえるので、協力プレイが好きな人にはおすすめです。
【ゲーム総評】
91点
中毒性溢れるスピードアクション
本作は、無二の三国死にゲーで中国武術らしいスピーディーなアクションが魅力的でした。特に、”化勁”を駆使した駆け引きの戦闘は他ゲームでは体験できないもので、睡眠時間を削ってしまうほど没頭しました。
物語の単調さはあるものの、キャラクリの自由度や豊富なビルドや戦技など、他の要素に力を入れられていると感じるほどでした。
さらに、協力プレイによる楽しさの倍増です。新たな発見や高難易度への挑戦など、ソロプレイとは違った楽しさがあり、初心者の方でも詰まることなく丁度いい難易度感でプレイできます。
初心者の方から死にゲー熟練者まで幅広く楽しめるゲームとして完成度が非常に高い作品です。


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