おはこんにちばんは、ウォッチです。
今回は、【Rise of the Ronin】について、
「面白いのか?やりこみ要素は?」など、
90時間プレイ、最高難易度もクリア済みの
視点から徹底レビューしていきます。
良かった点、気になる点でも紹介していく
ので、気になる方はぜひ参考にして下さい。
【ゲーム概要】

『仁王』や『NINJA GAIDEN』を開発した“Team NINJA”が贈る、戦闘重視のオープンワールドアクションRPG。戦乱で引き裂かれた19世紀の日本で壮大な旅を始めよう。1863年、日本。徳川幕府による治世が始まってから300年、突然現れた黒船によって日本は混乱の渦に呑まれた。戦乱、疫病、政情不安による混乱の最中、名もなき浪人が己の道を切り開く。
ジャンル | オープンワールドアクションRPG |
対応機種 | PS5、PC |
開発元 | コーエーテクモゲームス (Team NINJA) |
発売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント (PS5版) コーエーテクモゲームス (PC版) |
プレイ人数 | 1人(オンライン時 1~3人) |
発売日 | PS5 2024年03月22日 PC 2025年03月11日 |
対象年齢 | D(17歳以上通常版) Z(18歳以上Zversion) |
こんな人におすすめ
- 坂本龍馬の時代に興味がある
※近代日本の礎を築いた龍馬の背景をゲーム感覚で学ぶことができます。 - 新選組が好き
※近藤勇や沖田総司など、新選組好きには堪らない人物達が登場します。 - 爽快感のあるアクションがしたい
※パリィ的中時と大技アクション時はクセになります。 - オープンワールドにハマっている
※サブミッションや探索要素が豊富でやり込み度満載です。 - オンライン協力プレイが好き
※最大3人協力が可能で違ったプレイスタイルを確認できる楽しさがあります。
【項目別評価】

ストーリー | |
グラフィック | |
ワールド | |
キャラクリ | |
アクション | |
武器&防具 | |
ビルドシステム |
ストーリー

物語を追ううちに、気付けば歴史に
ハマっていた。
主人公は2人1組の「隠し刀」と呼ばれる精鋭部隊
とある任務中に「片割れ」が行方不明に。
片割れ探しの道中、坂本龍馬に出会います。
最後の将軍である徳川慶喜や、薩摩の西郷隆盛
長州の桂小五郎に新選組の近藤勇などの登場も
あり、この時代の歴史を学ぶこともできます。
フィクションの中に歴史の真実が織り交ぜられ、
「幕末を自身が体験している」という没入感を
味わうことがきます。
ゲームを通して幕末が好きになるきっかけになり
僕も坂本龍馬や新選組の背景をサイトで確認した
りなど、魅力あるストーリー構成でした。

偉人達との絆が物語と戦力を深める
偉人達には親交度がレベル1~4まであり、
協力して物語を進めるか、物資をプレゼントする
ことで、親交度が上昇し、関係を発展させていく
ことがで、武器や流派の入手ができます。
メインストーリーを楽に進めていくためにも、
サブストーリーを進めながら、偉人達との親交度
を上げていくことが攻略のカギです。
特に印象的なのは、女性達との親交度を「恋愛」
に発展させることで、ちょっとセクシーな展開を
見れたりするため、ムービー見たさに親交度上げ
を目的にしたりしていました。笑
グラフィック

雰囲気重視なら満足度◎、丁寧に作り
込まれた幕末世界
「Ghost of Tsushima」や「Asasin」などの、
高いグラフィックを求めている方には、物足り
なく感じるかもしれません。
グラフィックの拘りがない、僕みたいな方には、
江戸の街並みや自然景観、キャラクターの表情や
衣装も丁寧に作り込まれていて、大満足いただ
ける作品だと感じました。
長州の「久坂玄瑞」がとにかくイケメンで、
女性プレイヤー受けを狙っているのかと思う
ほど魅了されていました。笑
ワールド

パズル感覚で楽しめるストレスフリーな
探索要素
本作はオープンワールドで、ストーリーだけで
なく、サブストーリーや探索要素も豊富です。
探索要素は、「宝箱・猫探し・旗」があり、
ファストトラベル地点が多く、移動のストレスも
最小限で、無駄がないワールドでした。
宝箱や猫の場所は隠された状態ですが、土地の
「因縁レベル」を上げることで出現するように
なります。
僕の場合は、ピースを埋めていくパズルのような
感覚で楽しい探索を体験していました。
キャラクリ

自作キャラ同士が物語を紡ぐ、前代未聞の
キャラクリ体験
キャラクリエイトは、なんと2人分作成します。
クオリティは『仁王2』に近く、細部の調整や
メイクの種類も豊富です。
イメージ通りのキャラを作ることができ、作成
コードを発行して他プレイヤーと共有すること
も可能です。
僕自身、2人分のキャラクリを行うゲームは
初めてで、とても新鮮な気持ちになりました。
特に印象的だったのは、自分で作った2人の
キャラが刀を交えるです。
重要なシーンで自作キャラがしっかり物語に
溶け込む演出には驚きと感動があり、これも
本作ならではの大きな魅力だと感じました。
アクション

中毒性抜群の”石火”バトル
「仁王」や「ウォーロン」と同じく本作でも
戦闘では気力管理がとても重要です。
「仁王」では“残心”、「ウォーロン」では
“化勁”が重要だったように、本作では”石火”
というシステムで、敵の攻撃に合わせて
ガードを決めることが非常に重要です。
とくに、攻撃速度が速い「久坂玄瑞」や、
トリッキーな攻撃モーションを使ってくる
「相棒」との戦闘では、石火のタイミング
を見極めるのにかなり苦戦しました。
それでも何度も挑戦し、敵のモーションを
見切れるようになり、「今だ!」と狙った
瞬間に石火が決まったときの快感はクセに
なるレベルで、まさにリトライの中毒性を
生むバトル設計になっていると感じました。

気力を削って繰り出せ大技
気力を削りきると敵が「動揺状態」となり、
大技(フィニッシュブロー)を叩き込める
ようになります。
武器ごとに演出が変化する魅力があります。
また、武器は2種類所持することが可能で、
僕は攻撃速度の速い「牛尾刀」と、一撃が
重い「大太刀」を使用していました。
剣戟と格闘が融合した“牛尾刀”アクション
はクセになるほどスタイリッシュで、大技
が決まったときの破壊力と爽快感を持つ
“大太刀”はまさに快感そのものです。
通常攻撃だけでも楽しいのに、さらにフィ
ニッシュブローまである本作の戦闘はまさ
に魅力の塊でした。
武器&防具

歴史の偉人になりきれる”流派”システム
近接武器は3種類まで「流派」を装着でき
流派によって全アクションが変化します。
坂本龍馬の「北辰一刀流」や福沢諭吉の
「立身流」など、歴史上の人物にゆかり
のある流派が多く登場しその人物になり
きれるような楽しさがあります。
もちろん、偉人たちの操作も可能です。
中でも印象的だったのは沖田総司の攻撃
モーションで、まるで忍者のように神速
で繰り出す斬撃がとにかくカッコ良く、
思わず使いたくなる魅力があります。

ハクスラ要素は控えめ、石火メインの
立ち回り重視
本作でも「ハクスラ」要素が採用されて
おり、武器や防具にはリアリティと特殊
効果が備わっています。
鍛冶屋では強化・分解や、「因果継承」
によって特性を引き継ぐことも可能です。
僕自身は、火力よりも“石火”を活かした
立ち回りを重視していたため、ハクスラ
要素は控えめに感じました。
他のプレイヤーのレビューでも「対人戦
だけでなく、火力勝負できる強敵ボスが
いればよかった」という意見があり、
ハクスラ重視でプレイした方には物足り
なさを感じる部分もあるのかもしれません。

自分だけの志士を育てる多彩な成長ルート
本作では、「武勇」「隠密」「魅力」「知略」
の4つのジャンルがあり、本編クリア後には、
「開新」という新たな項目も追加されます。
「敵破壊」や「業」という経験値を一定量
ためるか、専用アイテムを使用することに
よって貯まるポイントを使用して、自身を
成長させていきます。
身体強化や武器モーションの追加、他にも、
「説得」「魅力」など、物語の会話中に役立つ
スキルなどもあります。
特に、話術(威圧・嘘吐き・説得)などは、
無駄な戦闘を避ける手段にもなるため、優先
して獲得していました。
【ゲームの印象】
良かった点
- ストーリー&アクションのバランス
※シリアスなドラマが丁寧に描かれ
戦闘や探索といったゲームプレイの
要素も充実していて、物語とプレイ
体験が両立されていました。 - 歴史上の偉人たちが多数登場
※坂本龍馬や西郷隆盛などの偉人
たちとの交流や対立が描かれ、
「親交度」システムを通して友情
や恋愛イベントも楽しめました。 - 石火による爽快なアクション体験
※敵の攻撃時に合わせて発動する
“石火”は、単なるボタン連打では
なく駆け引きと判断力が求められ
狙ったタイミングで的中したとき
の快感は別格でした。 - ストレスフリーな探索ワールド
※ファストトラベル地点が多く無駄
を感じさせないストレスフリーな
ワールド探索が可能でした。 - 初心者に優しいシンプルビルド構成
※「仁王」や「ウォーロン」と比較
するとキャラクター強化や装備構成
がシンプルなため、初心者でもとっ
つきやすい内容でした。
気になる点
- 戦闘になるミッションが多い
※サブミッションのバリエーション
は豊富にあるものの、最終的には
ほとんどが戦闘に発展する展開が
多く、先の流れが予想しやすく感
じる場面がありました。 - ボスの連撃回数が多い
※一部のボスは攻撃の手数が非常に
多く石火(カウンター)タイミング
をつかむのが難しく、慣れるまでは
苦戦しやすい印象がありました。
【まとめ】
総合評価
94点
歴史とアクションが融合した、爽快で遊び
やすい幕末RPG
「Rise of the Ronin」は、幕末の偉人たちと
関わりながら楽しむ、ストーリーとアクション
のバランスがちょうど良いアクションRPGです。
石火アクションの爽快感や豊富な探索要素が魅力
で、初心者にも優しいビルド設計でした。
戦闘主体のミッションや一部ボス戦の難しさは
ありますが、何度も挑戦し倒せたときの達成感
が大きくクセになる作品です。
歴史好きやアクション好きの方はぜひ、
本作をプレイしてみてください。
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