今回は、歴史好きおすすめ、幕末が舞台の【ライズオブローニン】について紹介していきます。
「向いている人・向いていない人」や「良かった点・気になる点」をプレイ後の視点からレビューしていますので、ぜひ購入時の参考にしてください。
総プレイ90時間、最高難易度クリア済み。
【ゲーム概要】

基本情報
| ジャンル | オープンワールドアクションRPG |
| 対応機種 | PS5、PC |
| 開発元 | コーエーテクモゲームス (Team NINJA) |
| 発売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント (PS5版) コーエーテクモゲームス (PC版) |
| プレイ人数 | 1人(オンライン時 1~3人) |
| 発売日 | PS5 2024年03月22日 PC 2025年03月11日 |
| 対象年齢 | D(17歳以上通常版) Z(18歳以上Zversion) |
【ゲーム評価】
向いている人
- 坂本龍馬・新選組が好きな人
- 死にゲーが好きな人
- 剣戟アクションが好きな人
- オープンワールドが好きな人
- オンライン協力プレイが好きな人
向いていない人
- ソウルシリーズが苦手な人
- 歴史に興味がない人
- オープンワールドが苦手な人
良かった点
- 歴史に沿った物語が魅力的
- 歴史上の偉人たちが多数登場
- 石火による新感覚のアクション
- ストレスフリーな探索ワールド
- サブミッションが豊富
- ファストトラベルが多かった
- 初心者に理解しやすいビルド
気になる点
- 最後は戦闘のサブミッションが多い
- ボスの連撃回数が多すぎる
【項目別評価】

| ストーリー | |
| グラフィック | |
| ワールド | |
| キャラクリ | |
| アクション | |
| 武器&防具 | |
| ビルドシステム |
ストーリー
バランスのとれた違和感のない物語
※上記動画は全編収録のためネタバレ注意。
主人公は2人1組の「隠し刀」と呼ばれる精鋭部隊。とある任務中に行方不明となった「片割れ」を探す道中で坂本龍馬と出会い、共に歴史を築いていきます。
物語はフィクションの中に歴史の真実が織り交ぜられ、当時最後の将軍である徳川慶喜から薩摩の西郷隆盛・長州の桂小五郎・新選組の近藤勇など、時代をつくった偉人たちとの交友を通して「幕末を自身が体験している」という没入感を味わうことができます。
プレイした感想としては、主人公は「坂本龍馬」サブで「隠し刀」の物語と、上手く双方を混ぜ合わせた違和感のない物語が魅力的でした。
寺田屋事件や近江屋事件といった有名な歴史の出来事が描かれ、坂本龍馬の最期が近づいていく展開には、結末を知っているからこその切なさと緊張感がありました。
また、ようやく見つけた「片割れ」と相対することになった理由が明かされていく展開も見どころです。坂本龍馬の物語と並行して進む、主人公自身の物語も物語全体に深みを与えています。
偉人達との親交度

偉人たちには親交度(レベル1〜4)が設定されており、同行や物資の贈呈によって関係が発展します。親交度を高めることで武器や流派を獲得できるだけでなく、パッシブ効果付与もあったりと、主人公の強化に繋がる要素もあります。
戦闘面でも偉人たちから得られる恩恵は大きく、親交度に応じてパッシブ効果が付与されるなど、主人公の能力強化につながります。メインストーリーをよりスムーズに進める助けにもなります。
また、親交度を上げるためにサブストーリーを進めることで偉人たちの背景や思想が深掘りされ、物語への理解もより深まります。相手が女性であれば「恋愛」に発展しちょっとセクシーな展開も見れるため、ムービー見たさに親交度上げを目的にすることもありました。
本作をより楽しみたいのであれば、親交度上げとサブミッションの攻略もおすすめです。
グラフィック
雰囲気重視には刺さる

「Ghost of Tsushima」のような高精細なグラフィックを求めている方には、やや物足りなく感じるかもしれません。しかし実際プレイしてみると、「ソウルシリーズ」「仁王」のようなダークな雰囲気とは異なり、本作は江戸の街並みや自然景観をじっくり楽しめる作りになっています。
ムービーシーンも表情や衣装が丁寧に作り込まれており“見る楽しさ”をしっかり感じられました。余談ですが、長州の「久坂玄瑞」がとにかくイケメンで、思わず見入ってしまうほど魅力的です。
アクション目的で購入した僕にとっても、世界観を損なわないグラフィック品質で、十分満足できる仕上がりでした。
オープンワールド
移動ストレスがゼロ

本作はオープンワールドで、サブストーリーや探索要素も豊富です。宝箱や猫、旗探しといった収集要素が充実しており、ファストトラベル地点も多いため移動のストレスはほとんど感じません。探索と移動のテンポが良く、無駄に広すぎない設計は好印象でした。
宝箱や猫は最初はマップに表示されませんが、旗を確保して土地の「因縁レベル」を上げることで、隠されていた要素が徐々に可視化されていきます。探索を進めるほど達成感が得られる仕組みです。
一方で、同じ作業の繰り返しと感じる人もいるかもしれません。私のように、マップのピースを一つずつ埋めていく感覚を楽しめる人には相性が良いでしょう。
キャラクタークリエイト
物語の深みがます自作キャラ

本作では主人公を2人作成できるのが大きな特徴で、キャラクリのクオリティは「仁王2」に近く、細かいパーツ調整やメイクの種類も豊富なので、自分のイメージに近いキャラクターを作ることができます。
作成コードの発行や読み込みにも対応しており、SNSを通じて他プレイヤーと共有できるのも嬉しいポイントです。
僕自身、2人分のキャラクリを行うゲームは初めてでしたが、とても新鮮に感じました。特に印象に残っているのは、自分で作った2人の主人公が刀を交えるシーンで、映画のワンシーンのようで物語に自然と入り込んでいました。
自作キャラクターがしっかり物語の中心にいると感じられる演出は、本作ならではの魅力だと思います。
アクション
本作の醍醐味”石火”

本作でも「仁王」「ウォーロン」と同様に、戦闘では気力管理が重要になります。仁王の“残心”、ウォーロンの“化勁”のように、本作では“石火”というガードシステムを軸に立ち回っていきます。
敵の攻撃に合わせて石火を決め、気力を削り切って大技につなげるのが基本的な流れです。ただし攻撃速度の速いボスは難易度が高く、特に「久坂玄瑞」やトリッキーな動きを見せる「片割れ」との戦闘では、タイミングを見極めるのに苦戦しました。
それでも、何度も挑戦する中で「今だ」と狙った瞬間に石火が決まったときの爽快感は格別です。この緊張感と達成感こそ、本作の戦闘の大きな魅力だと感じました。
動揺状態にフィニッシュブロー

本作では敵の気力を削り切ると「動揺状態」となり、フィニッシュブローを叩き込めるようになります。武器ごとに演出が異なり、中国武術のように流れる剣さばきと体術が融合したものや、日本らしい豪快な一撃など、それぞれに個性があり、思わずいろいろな武器を試したくなります。
武器は2種類装備できるため、攻撃速度やリーチに応じて使い分けるのがおすすめです。僕は攻撃速度の速い「牛尾刀」と、一撃が重い「大太刀」を組み合わせていました。状況に応じた切り替えで戦闘の幅も広がります。
通常攻撃だけでも十分楽しいのですが、そこにフィニッシュブローの爽快感が加わることで、戦闘の満足度はさらに高まります。気づけば時間を忘れてプレイしてしまうほど、魅力のあるシステムだと感じました。
武器&防具
“流派”で偉人になりきれる
本作の武器には3種類の“流派”を装着でき、選ぶ流派によってアクションが大きく変化します。坂本龍馬の「北辰一刀流」や福沢諭吉の「立身流」など、歴史上の人物にゆかりのある流派も多く、その人物になりきって戦っているような感覚を味わえます。
偉人たちを直接操作できるのも本作の魅力のひとつです。中でも印象に残っているのが沖田総司の攻撃モーションで、神速で繰り出される斬撃は見ているだけでも爽快でした。とくに“飛ぶ斬撃”は迫力があり、思わず何度も使いたくなるほどです。
ハクスラ要素もあり

本作のハクスラ要素は、武器や防具のドロップ時に付与される「リアリティ」「基本性能」「特殊効果」にあります。さらに鍛冶屋では強化・分解・継承(特性の引き継ぎ)が可能で、装備を自分好みに仕上げていく楽しさも用意されています。
序盤は基本攻撃力の高い装備を優先して進めていましたが、本編クリア後の最高難易度ではリアリティの高い装備も比較的入手しやすくなり、そこで初めてハクスラを意識するようになりました。
一方で、本作は基本的に人間同士の戦いが中心で、極端な火力特化が求められる敵はあまり登場しません。そのため、装備厳選の重要性は他のハクスラ系タイトルほど強くは感じませんでした。
自分だけの志士を育成

本作では「武勇」「隠密」「魅力」「知略」の4ジャンルに能力ポイントを振り分けてキャラクターを強化していきます。本編クリア後には「開新」という新たな項目も解放され、やり込み要素も十分に用意されています。
各ジャンルには身体能力の強化や武器モーションの追加、さらには説得や魅力といった会話系スキルまで幅広い強化項目があります。
特に話術(威圧・嘘・説得)は、物語中の選択肢に影響し、戦闘に突入するか、それとも言葉で切り抜けるかを選べる点が印象的でした。プレイヤーの選択次第で展開が変わるため、ロールプレイの楽しさも感じられます。
最終的には全項目取得できるため、序盤は自分の好みに合わせて自由に育成して問題ありません。
【まとめ】
総合評価
94点
二人の主人公が交差する無二の幕末物語
本作は、”流派”や武器ごとに異なるモーションと、気力を削って叩き込む”フィニッシュブロー”が魅力のアクション作品です。歴史上の人物にゆかりのある流派やキャラクター操作も没入感を高め、戦闘そのものに強い中毒性があります。
ハクスラ要素や育成システムも用意されており、クリア後にはさらなるやり込みも可能。ただし装備厳選の重要度は極端に高くないため、ビルドに縛られず自由なスタイルで楽しめます。アクション重視で、幕末の世界を体験したい人におすすめできる一作です。
難易度も段階的に用意されているため、アクションが得意でない人でも挑戦しやすい設計になっています。やり込み派からストーリー重視のプレイヤーまで、幅広く楽しめるバランスの良さも本作の魅力です。


コメント