【仁王2】2025年度の評価を徹底レビュー

PS5レビュー

おはこんにちばんは、ウォッチです。

今回は、絶大な人気を誇った和風アクションRPG
「仁王」の続編「仁王2」を紹介していきます。

「面白いのか? 今でも楽しめる?」そんな疑問に
実際にプレイした視点からお答えしていきます。

良かった点と気になる点もあわせて紹介していき
ますので、購入時の参考にしてみてください。

【ゲーム概要】

TOP画面


時は1555年、徳川家康により天下統一が成される幾らか前の時代。人と妖怪の間に生まれた主人公は、美濃の国で暮らしながら、妖怪退治や傭兵に明け暮れていた。ある日、主人公は凶暴な妖怪を討ち果たすも、その過程で自身の妖怪としての力も暴走してしまう。そこへ駆けつけ、主人公の暴走を止めたのは“霊石”を売り歩く商人、藤吉郎。二人が戦国時代を”仁王”の如く駆け上がる、「秀吉」の物語の幕開けであった。

ジャンルファンタジー
対応機種PS4、PS5、PC
開発元コーエーテクモゲームス
(Team NINJA、シブサワ・コウ)
発売元コーエーテクモゲームス
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
プレイ人数1人(オンライン時 1~3人)
発売日PS4
2020年03月12日
PS5
2021年02月04日
PC
2021年02月05日
対象年齢D(17歳以上)

こんな人におすすめ

  • 仁王1にハマった
    ※前作の魅力に「妖怪化」などの
    新要素が加わり、進化した戦闘を
    体験できます。
  • ビルドの自由度を重視したい
    ※武器種・スキル系統・魂代など
    多彩な組合わせで自分だけの戦い
    方が楽しめます。
  • キャラクリを重視したい
    ※細部まで調整できるキャラメイク
    が可能で、前作には無かった嬉しい
    新要素です。
  • 高難易度のゲームに挑戦したい
    ※一瞬の油断が命取り、ボス戦では
    パターン把握と集中力が試されます。
  • 協力プレイがしたい
    ※オンラインで最大3人協力が可能で
    高難易度のミッションを仲間と攻略
    できる楽しさがあります。

【項目別評価】

レベルアップ等などの選択画面
ストーリー
グラフィック
ワールド
キャラクリ
アクション
武器&仙術
ビルドシステム

ストーリー

後の豊臣秀吉

藤吉郎と駆け上がる、もうひとつの
戦国英雄譚

本作では、自分で作成したキャラクターを操作
し、物語を進めていきます。

道中では、後の豊臣秀吉となる「藤吉郎」と
出会い、相棒として戦乱の世を駆け上がって
いく
ことになります。

物語は、忠実でありながらも、フィクション
を織り交ぜた構成になっており、歴史好きに
もたまらない演出が満載です。

今川義元との戦い(桶狭間の戦い)で武功を
挙げ織田信長から「秀吉」という名を授かる
シーンは、思わずニヤけてしまうほど印象的
でした。笑

また、「無双シリーズ」でおなじみ強キャラ
の本田忠勝も登場し本作でも圧倒的な強さを
誇っており、彼の存在感は健在です。

さらに、物語の後半では前作「仁王」の主人公
ウィリアムも登場、シリーズファンなら間違い
なく鳥肌モノで、胸が熱くなりました。

グラフィック

基本操作画面

美しさも迫力も進化した、シリーズ最高峰
の描写

本作は、最初はPS4で発売され、その時点から
アクションモード・シネマティックモードの、
切り替えが可能でした。

そしてPS5版ではリマスター版として登場し、
4K解像度や120FPS対応1080pなど、さらに
細かい設定ができる
ように進化していました。

ストーリー演出も美しく、次の展開が気になる
映像体験が続き、新要素である“妖怪化”の戦闘
演出は、グラフィック面でも大きな見どころの
ひとつです。

ワールド

ワールド選択画面

最初は迷子、後に達人になるマップ設計

マップは前作と同様で、ルート分岐です。
ミニマップも無く、複雑に作られているため、
初心者の方には、難しく感じてしまう点がある
と思います。

ただ、マップ内の構造が毎回変化するわけでは
ないため、敵の出現場所や、ギミックの場所を
覚えること
で、アイテムなどの探索を含めても、
そんなに苦戦はしないのではと感じました。

キャラクタークリエイト

キャラクタークリエイト画面

細部まで作り込めるキャラクリエイト

前作『仁王』とは異なり、本作では自分で作成
したキャラクターで物語を進めていきます。
キャラクリを求めていた方は、「キターッ!」
とテンション爆上がりだったことでしょう。

そして、キャラメイクの自由度も非常に高く、
あまりに細かく調整できるため、作成だけで
1時間以上没頭する人
も少なくありません。

さらに「作成コードの読み込み」にも対応して
おり、SNSなどを通じ他プレイヤーが作成した
キャラクターを共有・再現できるのも、本作の
魅力的な要素のひとつです。

アクション

残心使用時

気力を制する者が戦闘を制す

前作でも登場した「残心」や「流転」は、本作
でもしっかり継承されています。
特に気力管理において、重要なテクニックです。

攻撃後に気力を回復できる「残心」、そこから
構えを変更する「流転」、さらには上級者向け
の「流転2」など、これらを使いこなすことで
戦闘の幅が一気に広がります。

初心者にはやや難しい操作かもしれませんが、
「流転が使えたら中級者」とも言われるほど
習得には達成感があります。

このように、操作スキルの上達が実感できる
点も、本作ならではの魅力だと感じました。

カウンター使用時

3タイプの妖怪化で極めろカウンター戦術

本作から新たに妖怪化が追加され、主人公は、
妖術を消費し、「カウンター」を使用できます。
妖怪化は「猛・迅・幻」の3種類あり、それぞれ
カウンターのタイミングが異なります


敵の大技に対して、「猛(技前)・迅(技中)・
幻(同時)」といった方法で行います。

僕は「猛」の圧倒的なパワー感が好きで使って
いましたが初心者の方には“迅”がおすすめです。
「迅」は回避性能が高く、たとえタイミングが
ズレても、そのまま回避に繋げやすいからです。

プレイヤーによって好みが違うため、自分に
合ったスタイルで戦う楽しさがあります。

武器&仙術

武器防具の装備画面

新武器追加で、戦いの幅がさらに広がる

本作の武器は全11種類。さらに弓・銃・大筒を
含む遠距離武器は3種類あり今作からは新たに
「手斧」と「薙刀鎌」が追加されています。

それぞれの武器には、対応するステータス補正
が3種類ずつ設定されておりサブ武器はメイン
武器と補正が被る武器を選ぶことが重要です。

モーションはどれも個性があり、どの武器にも
カッコよさが詰まっている
ので、まずは一通り
使ってみるのがおすすめです。

ちなみに僕は、長いリーチと範囲攻撃を兼ね備
えた“鎖鎌”をメインに、サブ武器はほとんど飾り
というスタイルでプレイしていました。笑

仙術はド迫力

型にハマらない、自分だけのビルド体験を

本作でも、「忍術」と「仙術(陰陽術)」スキル
は健在です。迫力のある攻撃系から身体強化や、
敵に対するデバフまで幅広い効果を持つ術が用意
されています。

忍術では手裏剣や爆弾、隠密行動などの”忍者
らしさ”を感じるスキルが多く、陰陽術では、
火・雷などの属性攻撃や、自己強化・敵への
デバフといった多彩な術が揃っています。

両方を自由に組み合わせて使えるため、自分好み
のスタイルを追求でき、「これが最強」という
決まりもなくビルド次第で無限の楽しみ方が
可能なためプレイヤーの個性が存分に活かせる
育成システムだと感じました。

ビルドシステム

レベルアップ画面

自由度と奥深さ溢れるビルド構築

画像中心部には「忍者・半妖・陰陽・サムライ」
の4系統が配置され、外周はすべての「武器種」
が並んでいます。

選択先にもさらに50以上のスキルが用意され
ており、どのルートもやりごたえ満点です。
 
僕自身、サムライ → 忍者 → 半妖の順に育成し
戦況や使用している武器に応じて陰陽や鎖鎌も
上げていました。
 
プレイが100時間を超えてもまだまだ全ビルド試
しきれず、それだけ自由度が高く長く楽しめる
育成システムだと感じました。

妖術の装着画面

妖怪の力を借りて戦う”魂代”システム

本作から新たに「魂代」システムが追加されま
した。妖怪を倒すことでドロップし、守護霊に
憑着させることで“妖怪技”が使用できるように
なります。

魂代にも「猛・迅・幻」といったスタイルが
あり、ステータス補正も加わるため、プレイ
スタイルに応じた戦略が楽しめます。

雑魚敵からボスまで幅広く魂代を入手できる
ため、妖怪との戦いも自然と熱が入ります。

僕が特に愛用していたのは「火車の魂代」で、
攻撃のヒット感が気持ちよく、火力も高めで、
ストーリー攻略ではまさに頼れる相棒でした。笑

妖怪の動きやスキルに注目する楽しさが増えた
のも、「魂代」ならではの魅力です。

妖怪化

戦況を変える切り札”妖怪化”

もうひとつの新要素として「妖怪ゲージ」を消費
することで“妖怪化”が可能になりました。

スタイルは「猛(パワー)」「迅(スピード)」
「幻(ディフェンス)」の3種類です。

僕は火力でゴリ押しする“脳筋タイプ”の「猛」に
魅力を感じ、最初から最後まで使い続けました。

どうしてもボス戦で苦戦したときには、スピード
重視の「迅」に切り替えるなど、自分の戦闘スタ
イルや状況に合わせて使い分けることが、攻略の
カギになります。


【ゲームの印象】

良かった点

  • 戦国好きには最高の物語だった
    ※豊臣秀吉(藤吉郎)を中心に物語
    が進み織田信長など有名武将も登場
    するため、戦国時代ファンにはたま
    らない内容です。
  • キャラクリ要素が豊富だった
    ※前作には無かった、細部までこだ
    われるキャラクリが実装され、自分
    だけのプレイ体験が楽しめます。
  • アクションの爽快感が増していた
    ※「残心・流転」など、仁王らしい
    要素に加えカウンターの追加や大技
    の追加もあり、手応えのある戦闘と
    演出が合わさって中毒性抜群です。
  • 妖怪化や魂代の要素が魅力的だった
    ※「猛・迅・幻」の“妖怪化”や妖怪
    の力を借りる“魂代”の追加により、
    やり込み度が更に増しています。
  • ビルドの自由度が更に上がっていた
    ※「スキル盤」の進化に加え「妖怪
    化」や「魂代」システムの追加で、
    育成ルートの幅が大きく広がり、
    楽しさが一段と増しました。

気になる点

  • 豊富すぎるビルドに最初は戸惑う
    ※ビルド設計が非常に豊富な本作
    は最初はやや難しく感じるかも、
    ただ試行錯誤していくうちに自然
    とハマっていき、気づけば“初心者
    卒業”しているような感覚でした。

【まとめ】

総合評価

 94点

前作超えの完成度、やり込み度満載の
戦国死にゲー

「仁王2」は戦国時代を舞台に、史実とフィク
ションが融合したアクションRPGです。

キャラクリや妖怪化、魂代といった新要素で
プレイスタイルの幅が大きく広がり、スキル
盤や武器選びの自由度も高く、自分だけの
ビルド構築がやり込み度を引き立たせます。

高難易度ながら折れない心と多彩な戦略が試
される作品です。

戦国×妖怪の世界観や、緊張感あるバトルが
好きな人
におすすめです。


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