今回は、「ダークソウル」「ブラッドボーン」に似た”死にゲー”で人気を誇った、和風アクションRPG「仁王」の紹介をしていきます。
「向いている人・向いていない人」「良かった点・気になる点」をプレイ後の視点から紹介していますので、ぜひ購入時の参考にしてください。
総プレイ90時間です。
【ゲーム概要】

基本情報
| ジャンル | ファンタジー |
| 対応機種 | PS4、PS5、PC |
| 開発元 | コーエーテクモゲームス (Team NINJA、シブサワ・コウ) |
| 発売元 | コーエーテクモゲームス ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
| プレイ人数 | 1人(オンライン時 1~2人) |
| 発売日 | PS4 2017年02月09日 PS5 2021年02月04日 PC 2017年11月07日 |
| 対象年齢 | D(17歳以上) |
【ゲーム評価】
向いている人
- 高難易度アクションが好きな人
- ダークファンタジーが好きな人
- 侍や忍者のゲームが好きな人
- ハクスラ要素が好きな人
- 戦国の時代背景が好きな人
- 協力プレイが好きな人
向いていない人
- 物語をメインに楽しみたい人
- スラスラ進めるゲームがしたい人
- 明るい雰囲気のゲームがしたい人
良かった点
- 強敵ばかりのハラハラ感
- 構えで変化するアクション
- 自由度の高いビルド
- 充実したハクスラ要素
- 戦国史の名将たちが登場
- 楽しいオンライン協力
気になる点
- グラフィックの粗さ
【項目別評価】

| ストーリー | |
| グラフィック | |
| ワールド | |
| アクション | |
| 武器関連 | |
| ビルドスタイル |
ストーリー
もうひとつの戦国史
※上記動画は全編収録のためネタバレ注意
本作のストーリーは、豊臣秀吉の死後から関ヶ原の戦いにかけての時代を舞台に、歴史の裏側で繰り広げられていた“もう一つの戦い”を描くフィクション物語です。
主人公は、実在したイギリス人航海士ウィリアム・アダムス(三浦按針)がモデルで、完全な創作ではなく、史実をベースにしています。
特に印象的だったのは、女優の武井咲さんが“お勝”役を演じていたことで、有名人が登場人物に命を吹き込むことで親近感が増し物語への没入感もさらに高まりました。
物語より戦闘メインで購入した僕としては、物語はスキップしてサクサク戦闘していこうと思っていましたが、有名人が役を演じていたことで、気付けば物語も楽しんでいました。
グラフィック
長時間プレイは厳しい
ムービーシーンは美しく作り込まれているものの全体的にやや粗さがあり、目の疲れが速く長時間プレイは難しいです。
また、これから仁王1をプレイしよう考えている方にとっても、すでに発売されている「ゴーストオブツシマ」や「SEKIRO」をプレイした後だと、グラフィック面に物足りなさを感じてしまうでしょう。
そして現在は「仁王2,3」も発売されており、「仁王1」からの進化過程を目的としてプレイする方には不満なく楽しめると思います。
ワールド
分かりやすい分岐型ルート

本作のマップはオープンワールドではなくルート分岐で構成されており、隠し通路やアイテム探索
をしながらクリアを目指します。「ダークソウル」のように迷子状態になることもなく、分かりやすい分岐が多く目的地までストレスなく進める点は初心者の方でもプレイしやすいです。
また、マップ内では、「宝箱」や「木霊(こだま)」と呼ばれる可愛らしいキャラクターを集める要素があり、この木霊の発見が難しく見つけるために何度も周回するなんてことも。
木霊は集めることで金銭アップやドロップ率増加などの「効果」を得ることができるため、ゲームを進めていくうえでも重要視したい探索要素です。
敵の出現位置も固定されているため最初は難しく感じるものの、探索を繰り返すうちに自然とマップ構造が頭に入り、効率よく攻略できるようにもなります。装備収集や木霊探しといった「やりこみ要素」が、ルート分岐型マップだからこそ生きていると感じました。
アクション
3種類の構え

本作では、戦闘時「上段・中段・下段」の3つの構えがあり、敵の数や状況に応じた構えで戦闘を有利に進めていきます。段には各々メリットデメリットがあり、単純な連打では通用しない緊張感ある戦闘が魅力的です。
- 上段構え:火力は高いが攻撃の出が遅い。
- 中段構え:火力と速度のバランスが良い。
- 下段構え:火力は低いが速度が速い。
僕は鎖鎌を最初から最後まで愛用していました。特に、上段の強攻撃(△)の正面へのリーチが長く、敵が正面に3人並んでいると全員に攻撃を当てられるため、逃げては攻撃で何度も窮地を乗り越えていました。
戦闘を優位にする”残心”

“構え切替え”と同等に重要な要素として”残心”があります。残心は気力回復のために活用する技で、気力(スタミナ)管理をするうえで非常に重要です。
残心を使用するには、攻撃後に「R1」を入力することで、攻撃時に失った気力の30%~80%ほど回復することが可能です。(数値は構えや装備効果によって変動します)
この残心が使えることで、攻撃や回避の手数も増えるため戦いが優位に動くことがあります。ただし、最初は戦闘に集中しすぎて押し忘れることがあるため、“無意識”に発動できるようになるまでとにかくクセづけが大事です。
残心時には「シュイン」といった効果音があり、発動できたかも見分けやすいため初心者の方でも意識することで簡単に発動できます。
武器関連
自分だけの一振りを作れ

本作では、鍛冶屋を使って武器防具の改造・合成・分解が可能で自分好みにカスタマイズできる”育成の奥深さ”があります。また、武器には使用することで「熟練度」が上がる要素があり、最大まで育てると特殊効果を他の武器に継承することも可能です。
そして、ハクスラも充実しており、敵・宝箱・ステージ報酬から目的の効果付き装備を狙って周回するなんてやり込み要素もあります。
ハクスラと武器継承を組み合わせることで、強さと個性を両立させる自分だけの最強装備つくりは楽しく魅力的だと思いました。
ビルドスタイル
能力開花(レベルアップ)

本作では、ゲーム内通貨(アムリタ)を消費して能力開花(レベルアップ)を行います。振り分け可能なステータスは8項目あり、使用する武器やスキルに応じて伸ばす項目が変わってきます。
僕は鎖鎌メインで「忍」を優先して上げ、火力を補うために「技」を伸ばしていました。また、耐久面は状況に応じて「体・心」に振り、生存力と気力管理の底上げを図っていました。
使う武器によって振り分けた時の能力値が変わるので「どんなスタイルで戦いたいか?」を考えながら計画的に振り分けることが能力開花システムで魅力です。
25種類以上の「守護霊」

「仁王」の醍醐味といっても過言ではない「守護霊」は使用武器や育成ビルドに合わせて選ぶのが基本で、特殊スキルやステータス補正の恩恵も得ることができます。
守護霊は全部で25種類以上存在し“憑依”させて発動する守護霊の”必殺技”もあり、憑依時の演出で特大の炎が一瞬で武器に宿る瞬間は、思わず「うおっ」って声が出るほどです。
「守護霊」は仁王らしさの象徴的システムのひとつで、どの霊を選ぶかで戦い方も楽しさもガラリと変わるので、自分ぴったりの相棒探しが楽しいです。
【ゲーム総評】
戦国版の新たな”死にゲー”
90点
本作を一言で表すと、”戦国版ソウルシリーズ”です。ゲーム難易度は高く初心者の方には難しく感じてしまうかもしれません。ですが、それがこの”死にゲー”と呼ばれるゲーム性であり、敗北から敵の場所や攻撃手段を学び、確実にクリアに進むやりがいは堪らない中毒性があります。
グラフィック面において粗さが目立つ方もいるかと思いますが、それを上回るアクションの魅力があり、戦闘時の構え変更から仁王特有の”守護霊”など、ソウルシリーズとは違った楽しみ方も。
2026年現在では「仁王2,3」まで発売されており、これからも期待できる作品であることは間違いありません。少しでも気になった方はぜひ、シリーズのはじまりである「仁王1」からプレイしてみてください。


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