今回は、発売当初から高い評価を受けてきたアクションアドベンチャー「Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)」を紹介します。
主人公の葛藤と生き様を描いた本作の「向いている人・向いていない人」、「良かった点・気になる点」など、プレイ後の視点からレビューしていますので、ぜひ購入時の参考にしてください。
本編+オンライン合わせて170時間プレイです。
【ゲーム概要】
基本情報

| ジャンル | アクションアドベンチャー |
| 対応機種 | PS4、PS5、PC |
| 開発元 | Sucker Punch Production |
| 発売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
| プレイ人数 | 本編 1人 冥人奇譚 1人~4人 |
| 発売日 | PlayStation 4 2020年7月17日 DIRECTOR’S CUT 2021年8月20日 冥人奇譚 単体版 2021年9月3日 PC版 2024年5月17日 |
| 対象年齢 | Z(18歳以上) |
【ゲーム評価】
向いている人
- 侍の世界観が好きな人
- 映画のような物語が好きな人
- オープンワールドが好きな人
- 探索やサブミッションが好きな人
- 剣戟アクションが好きな人
- 高難易度アクションが好きな人
向いていない人
- オープンワールドが苦手な人
- ド派手なアクションを求める人
- スピード重視アクションを求める人
- PvP(対人戦)を求める人
良かった点
- 映画のような物語だった
- グラ面が想像以上に綺麗だった
- 戦闘がとにかく楽しかった
- オープンワールドが充実していた
- オンラインの完成度が高かった
気になる点
- オンラインプレイ人口が減少傾向
【項目別評価】

| ストーリー | |
| グラフィック | |
| アクション | |
| 難易度の満足度 | |
| オープンワールド |
ストーリー
“侍”と”冥人”の葛藤
※上記動画は全編収録のためネタバレ注意。
本作の物語は、”対馬で生きる人々の生き様“を描いた映画のような作品でした。
主人公の境井仁は、決してカッコよく盛られた人物ではなく、むしろ地味な存在ですが、それがこの時代の“リアル”を物語っており、感情移入してしまうほど魅力的に描かれていました。
特に最終章は、物語分岐のある場面があったりと、ハラハラドキドキ感満載で戦闘よりも物語見たさで、戦闘が雑になるほど見応えのある内容でした。
グラフィック
全てが絵になる美しい対馬

本作をプレイして感じたことは、圧倒的なグラフィック面の感動でした。登場人物の表情が鮮明に作り込まれており、特に、紅葉寺のシーンは没入感を与えてくれます。
また、フォトモードにも魅力が溢れており、時刻や天候から風の流れやピント調整など、他にも様々な設定が可能です。
“全てが美しい対馬”は物語の魅力だけでなく、人によっては撮影だけでも数時間遊べてしまうほど魅力で溢れていました。
アクション
敵に応じて変える”型”

本作の戦闘には、敵の種類に応じて使い分ける「型」があり、「石・水・風・月」の4種類を駆使して戦います。相手が剣なら“石”、盾なら“水”が効果的といった具合の、”ジャンケン”要素がとにかく楽しいです。
1対1なら簡単に感じますが、大勢との戦闘時はかなり難しくなります。この場合、1対1を作り出す立ち回りも必要となってくるため、プレイヤーの戦略性が試される楽しさを体験できます。
また、型ごとに攻撃モーションも異なるため、「この型が好き。」といったプレイヤーごとの好みが出るのも面白いところです。
ちなみに僕は「水の型」の△長押しで出せる連撃技が大好きで、型を切り替えずゴリ押しで本編を進めてしまうこともありました。この戦法は、オンラインプレイ時に学びました。
快感溢れる”パリィ”

戦闘時のもう一つの重要ポイントが、敵の攻撃が当たるタイミングにガード(L1)することで発生する「パリィ」で、タイミングがズレると”受け流し”、的確に決まると”反撃”を繰り出せます。
この”反撃パリィ”には「ピキン!」という音と、周りがスローになる気持ち良い演出が発生するため、もう一度もう一度とプレイヤーの戦闘意欲を奮い立たせてくれます。
もちろん、ただのボタン連打では発動できず、敵の攻撃パターンの見極めも求められます。また、ボス戦では連撃攻撃が多く、敗北と挑戦を繰り返し、ドンピシャでパリィが成功したときの喜びと爽快感は実際にプレイしないと体験できないものです。
“隠密”プレイ

本作では、正面突破でゴリ押しする“侍”と、隠密で拠点を制圧する“冥人”、どちらのスタイルで拠点攻略しようかと思考する楽しさに溢れています。
正面からの戦闘はハラハラ感があり楽しいですが、飽きが生じてきます。その点、背後や上空からほぼ一発で仕留めることができる隠密は、爽快感はもちろん戦略を練る楽しさがあります。
「アサシンクリード」のようなプレイがしたいといった人にも楽しめる要素だと思いました。
難易度の満足度
“死にゲー”は体験できる

本作のゲーム難易度は、「簡単・普通・難しい・万死」の4段階があります。
「ソウルシリーズ」のような、いわゆる“死にゲー”とは少し異なりますが「万死」は、敵の一太刀を受けるだけで倒れてしまうほど高難易度です。
“死にゲー”に近い体験がしたいというプレイヤーにも満足度の得られる難易度になっています。
オープンワールド
広く深みのある対馬

ワールドはただ広いだけではなく、狐の祠温泉、蒙古の野営地解放、剣豪と一騎討ちなど、様々な要素がありプレイヤーを飽きさせない要素が詰まっています。
また、PS5版では4K解像度とロードの時間短縮により遠くの景色や家屋の読込みも早く、ゲームのカクツキも無かったため、快適なプレイができていました。
オープンワールドや探索要素が好きな方はトロフィーコンプリートを目指したくなるほどやり込み要素が豊富です。
オンラインプレイ
仲間と挑む”冥人伝”

「冥人奇譚」では4人協力プレイが可能で、プレイヤーは、侍・弓取・牢人・刺客の4つのクラスから1つを選び、協力して高難易度の任務に挑戦します。
クラスによって違うスキルや必殺技、独自の物語や任務など驚くほど作り込まれた内容で、全く別のゲームをしている感覚になるほどでした。
クリアが簡単に思える4人共闘は選択する難易度によって、強敵ラッシュが続くため、本編より難しいなんてこともあります。
“冥人奇譚”は、仲間と協力して強敵と対峙しながら謎解き要素の多い任務のクリアを目指す緊張感を体験できることで、協力プレイが好きな方におすすめです。
【ゲーム総評】
92点
物語の重厚さは本作が1番でした
本作は、映画を観ているような感覚で楽しめるゲームでした。侍を貫く”真面目”な主人公が、民を救うために卑怯な手を取るようになる”葛藤”、最終章では救ったはずの志村とズレが生じ相対す結果となってしまう”価値観の違い”など、没入感満載な物語でした。
戦闘は、刀一本で「鎖鎌」や「槍」といった他の武器もなく、人によっては物足りなさを感じる点でもあるかと思いましたが、”型・パリィ・隠密”などの戦闘要素が深く作り込まれており、アクション面の楽しさも十分でした。
また、人口が減り続けているオンラインプレイは、仲間との謎解きや本編には出現していない強敵(鬼)たちとの戦闘、ハクスラ要素による装備品集めで戦力を高めていく”育成システム”など、やり込み要素も満載で、時間を忘れるほど没頭していました。


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